保存管理について

 珈琲の賞味期限は焙煎してからおよそ2週間です。
 
 珈琲は焙煎直後から成分の化学変化が始まり、豆の種類や 焙煎度合にもよりますが、香りやコクがバランスよく落ち着くのが焙煎後3,4日経過したころです。
 2週間を過ぎると、いったん味も香りも抜けて、その後、 日毎に酸化した味となり、香りも劣化していきます。
 
 気をつけること
 
 ●保存する時点で珈琲が新鮮であること
 
 ●少量ずつ購入すること
 
 ●密閉保存
 珈琲の劣化は空気に触れることでスピードが速まります。
 また、消臭剤に使用されるほど、他の食品の匂いを吸着しやすい性質を持っています。
 
 ●直射日光にあてず、温湿度の低いところで
 温度が10℃ちがうと、2倍の速さで酸化が進むといわれています。数日中に飲みきれないことがわかっている場合は密閉容器に小分けして、冷蔵庫や冷凍庫に保存することをお勧めします。豆を挽いて購入した場合は特にです。飲むたびに必要な分量のみを常温に戻して使用してください。
 

 ●なるべく粉よりも豆で
 同じ1粒の珈琲でも豆と粉とでは表面積に数百倍もの違いがあります。表面積が大きくなればなるほど、空気に触れる部分が増えるのでそれだけで酸化が速くなります。
 また、香りの成分も挽いた直後から揮発し始めますので、豆の状態で保存し、淹れる直前に挽いて粉にするのが望ましいといえます。